2005-01-01から1年間の記事一覧

日本の常識が非常識

例の「講義録」から、話題をもう一つ取り上げてみよう。「日本の常識が非常識」とのキャッチ・フレーズがついている。 「皆さん方、日本の中にどっぷり浸かっていると中々周りのことは分からない。私(片山会長のこと)は海外に住んでみて、日本人は何と自国…

モノ造りと品質管理

「自動車関連産業からの国際化と異文化交流」の中から、モノ造りと品質管理について抜粋して取り上げてみることとする。 「日本は天然資源があまりありません。あるのは山と川と、人間が住んでいるだけということで資源が殆どないものですから、材料を外国か…

海外事情(ドイツ編)

以前「講義録から」(2005−08−17)で取り上げた「自動車関連産業からの国際化と異文化交流」は内容が深く、豊富な話題を提供してくれる。 今回は、その内、海外事情(ドイツ編)についてまとめてみようと思う。 (1)ドイツ人の躾 まず、子供を泣か…

バランス感覚

「嗅覚」が大事とはいえ、年中あたりを嗅ぎ回っておられたのでは胡散臭くて仕方がない。そこは自然体の中で、鼻ばかりでなく常に耳目も働かせ、頭も使って生活していきたいものである。言葉、文章とは勝手なもので、最近とみに物忘れが多く、例の「老人力」…

嗅覚

さわやかな秋晴れに恵まれ、ブルーマンデーではあるが、連休明けでもあり、元気に家を出た。しかし、結果は何と、10分遅刻のご出勤となってしまった。 いつもの通りに、犬(と妻)が私の自転車にしばらく並走して見送ってくれた。余裕を持って北柏駅のホー…

富弘美術館

この連休中、勢多郡東村にある、富弘美術館にも足を延ばした。 2005年4月に、すっかりリニューアルされ、平屋の銀色にまぶしい新館に迎えられた。 年平均来館者が35万人で、開館から14年は経つから、もうすぐ入館者は500万人に達する。連休中で…

日本シャンソン館

この連休中に、新婚の娘夫婦と二家族で故郷群馬へ、墓参りを兼ねて伊香保温泉へ行き、途中、渋川にある日本シャンソン館へ寄った。丁度、30分もののミニ・コンサートが開かれていて、初回は11:00から、2回目にお目当ての芦野宏氏がおいでになるとい…

美術展

芸術の秋たけなわといった頃になったが、私の所属する“つばさ会美術展”は先週、早々とフィナーレを迎えた。毎年、6月〜9月にかけて府中基地を皮切りに、3つから4つの基地を巡回して、最後はいつも埼玉県の入間基地での開催となる。 この“つばさ会美術展”…

ハチの生態

この時期(秋口)、野山を散策中にスズメバチに刺されたというニュースを続けて聞きました。幸いに、被害は大した事にはならなかったようです。 スズメバチは横への動きに反応し易いので、ハチを手で払ったり、急に向きを変えるなどの動きは危険です。もし巣…

犬と猫の話

今朝の新聞(読売)に、1973年ノーベル物理学賞の江崎玲於奈氏が載っている。彼は長らくアメリカに住まわれ、頭脳流失と騒がれたりしたが、現在は茨城県科学技術振興財団の理事長として、日本で研究者の異分野交流や研究成果の社会還元に力を注いでおら…

犬はかすがい

先週末から、アビー(犬)を我孫子の息子夫婦の所から借りてきている。休みの日は朝昼晩と3回、散歩に出るのが日課となる。出掛ける時にも、一緒に行きたがって、まとわりつき、ワンワンと吠えたりする。 昨日は、近くの中学校へ選挙に行くのに、妻が抱いて…

不覚!

昨夜は不覚をとった。メダカの太郎の水を換えてやろうと、いつもの通りに水槽を手際よく洗っているつもりが、ツルリと落としてしまい、ガッシャーンと洗面台の上で粉々に砕けてしまった。薄いガラス製で直径が20cm位の丸くて平べったい鉢のような形をし…

時代の証言者

防衛大学校1期生として、創成期から自衛隊とともに歩み、冷戦後は、海上自衛隊のトップとしてペルシャ湾に機雷掃海部隊を派遣、国際協力を担う新しい自衛隊の扉を開けてきた。佐久間一・元海将が「国の守り」を語った。 こうした書き出しの解説付きで、読売…

トンボの話

トンボや蝶々は、私達の生活の中に、ある意味で溶け込んでいる。その飛び方からして、スイスイやヒラヒラと愛らしく心を和ませる。 先週、木更津への出張帰りに、素晴らしいおみやげを貰って帰ってきた。竹細工のトンボである。“たかが竹トンボ されどバラン…

居酒屋

昨夕、帰宅時、北柏駅の改札口で元の職場で一緒だったK氏とばったり会った。近くで一杯飲みましょう、と誘われ、北口から自転車置き場の横にある「縁」(えにし)へ連れていかれた。 こぢんまりとした小綺麗な店で、カウンターには5〜6名が坐っており満席…

作家「冨士本由紀」

暑さにかまけて「冨士本由紀」を続けて3冊も読んでしまった。「けだるい無性」の後「氷砂糖」、そして「つめたい彼女のつめたい悩み」と続く。小説すばる新人賞受賞作「包帯をまいたイブ」は私の通う図書館には無かった。いずれ、どこかで見つけようと思う…

小人と大人

「小人閑居して不善をなす」の諺がある。人間、誰しも大人たることを願っているだろうが、もって生まれた性質もこれあり、中々そうはいかない。 大人とは物事を大局的に掴み、小さな事にはくよくよせず、これと思ったことをドーンとやってしまう人である。も…

孤独の歌声

私の身の回りに段々と孤独の歌声が響いて来つつある。 この原因の半分近くは自分自身の姿勢にある。今までだって仕事上は単独行動が殆どで、昼食時にだけ4〜5人で連れ立って出掛けていただけである。連中の中に、あれこれと好き嫌いがあり、特に5人も揃う…

ポッカリ穴

何か心にポッカリと穴があいたようだ。娘を嫁に出すということは……。 この世の中には居るが、別の世界に行ってしまい、もうほとんど会える機会がない。淋しい。あれ程、毎日の帰りを気遣い、迎えの車の時間を気にしてビールも飲めないと面倒臭がっていたのに…

ウェディング

やったやった。知り合って丁度、5ヶ月のスピード結婚。 新郎が謝辞で、改めて友人の結婚式時の出会いからゴールインまでの経緯を述べていたが、お互いに半年前は、年内の計画に、結婚の「け」の字もなかった筈である。 二人とも、いい人を探していたことは…

犬を追いかける

昔の日記を紐解いて、娘(M)にまつわるエピソードをひとつ、読み返してみよう。 日付はH3.2.23で「ルンペンと犬」と表題がついている。 「今どき、北柏駅に風体のみすぼらしいオジさんが住み着いている。いわゆるルンペンというやつだ。この寒空に…

張り切っていこう

娘のゴールインを目前に控え、結構張り切った毎日を送っている。 今しか出来ないこと、それはウェディング・レセプション、ウェディング・メニュー等、出席者全員に用意する配布物の準備である。 まあ、二人の幸せを占うように、それぞれ趣向を凝らした例が…

講義録から

東洋ゴム工業(株)の片山松造会長とその他の方々が先般、神戸大学の国際文化学部で講義した内容が、講義録として一冊の本になり、「自動車関連産業からの国際化と異文化交流」との表題がついている。 この中から、若干の記事を拾ってみよう。 「1960年…

読書

連日の暑さに心身共にへこたれ気味、とても骨のある本には手が出ず、気楽に読めそうな「けだるい無性(むせい)」(冨士本由紀著)を借りてきて読んだ。 作者は’94年「包帯をまいたイブ」で小説すばる新人賞を取り、選考委員の阿刀田高氏から文章の巧みさ…

グアテマラの合唱団

先日(8/7の日曜日)、中米の国、グアテマラのビクトリア合唱団の公演を聴く機会を得た。会場は格式のある上野の旧東京音楽学校奏楽堂であった。 これまであまり縁のなかったグアテマラとはどんな国か。 北アメリカと南アメリカを陸続きに繋ぐパナマ運河…

邦楽への新風

邦楽界に身を置く一員として、如何にしたら尺八・琴・三絃を今の世に広めていけるかを真剣に考えてみる。 楽曲のメロディや音色は決して古臭いものではなく、時と場所に見合った選曲をしさえすれば、聴衆の心を惹きつけて感銘を与えられる力は十分にある。 …

盆踊り大会

人っ子一人いない岩根駅構内 ここは宇宙の基地か 空には飛行機が飛んでいる いや、今下り電車のアナウンスがあった 上りももうすぐ来るだろう 今日は久方ぶりの基地訪問 木更津基地盆踊り大会だ 踊ることはしなかったけれど 懐かしい人々と会い、飲み語り合…

ホームページ

刻一刻の時の積み重ねで1時間、1日が経ち、1週間、そして1年が過ぎてゆく。 皆に一様に与えられた“時”の長さを短いと感じることは良いことだ。時間を持て余すことのないように目標に向かって邁進していこうと思う。 さて、昨日、M.Iさん(作曲家)の…

「逝きし世の面影」

以前、櫻井よしこ氏の講演会で、是非読むように紹介された、渡辺京二著「逝きし世の面影」を買って読んだ。たまたま、今朝方テレビで、この本を紹介していたので感想文風の日記をひっくり返し、読み直してみた。 「日本人としてのルーツというか、日本民族の…

忘れ物

先日、出勤途中で財布を忘れてきたのに気付いて、北千住駅から折り返した。出掛けに一回、時計を忘れて戻っている。玄関の鍵はかけないで出てくるので財布までは気がつかなかった。しかし、第二の職場に勤め始めてから8年になるが、こんな事は初めてであっ…