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刻一刻の時の積み重ねで1時間、1日が経ち、1週間、そして1年が過ぎてゆく。
皆に一様に与えられた“時”の長さを短いと感じることは良いことだ。時間を持て余すことのないように目標に向かって邁進していこうと思う。
さて、昨日、M.Iさん(作曲家)のホームページを開けてしっかりと読ませて貰った。営業日誌や作品集、ブラブラ日記に途中下車の旅と盛り沢山で飽きさせない。すっかり虜になってしまい、読んだりプリントしたりしてほヾ1日を費やしてしまった。
作家を思わせるほど文章力もあり、また、その思考内容に説得力があって、読む者を惹きつける。
中に私が全く知らなかった漢字が出てきて面喰わされた。早速に辞書を紐解いて調べ、手帳に取り込んだ。“瑕瑾”と“僻陬”である。“かきん”(欠点、キズ)、“へきすう”(田舎のこと)でこうした熟語をポンポン日常的な文章に使う知識の深さに尊敬してしまう。
“憧憬”(しょうけい…憧れること)も世間一般の愚人の波に押されて“どうけい”でも良い、となってしまうから国語はおもしろい。
“病膏肓に入る”(からだの中で一番奥深く、治療しにくいところ、心臓の下をいう。)も“こうこう”と読むべきところをふつう、膏盲(こうもう)という、と辞書に注釈まで入っている。やたら難しい言葉を使って世人を惑わすのは良くないし、また、言葉の断片を知っているからといって人を小馬鹿にするのも小人の成せる技としか思えない。
知らなかったことをすぐに自分のものにする努力こそが大切である。     (了)