演奏会に思う

先日も2年に1度の千葉県支部尺八演奏会が実施された。相変わらずお客さんが少ない。折角の演奏会、出演者は精一杯がんばり、出来栄えも素晴らしかったのに、入場無料なのに観客が少ないのは誠に惜しいというか、もったいない。
いくらパンフレットをばらまいてもたかが知れている。ひとりよがりではだめなのだ。
世の中、シルバー世代が大勢を占め、余暇のある人も多いはずなのに、なぜこうも集まらないのだろうか。
要は足がないので思うところへ出かけられないのだろうと推察している。
どこかの老人ホームにでも光を当てて、バスをチャーターして1日を行楽気分で出向いてもらうのはどうだろうか。もちろん昼食付である。参加費として3,000円位なら喜んで参加して戴けるのではないかと目論んでいる。邦楽を1日、ゆっくり楽しんでもらうのはお年寄りにとっても良い刺激というか、楽しみになること請け合いである。
その他演奏会自体の構成等を考えると、演奏の曲と曲の合間を短くすること、曲目にバラエティーを富ませること、目玉を作ること、あまり長くやらないこと、途中休憩時間を取るように考えること等が挙げられる。
私個人としては、演奏中の奏者でこれと思う人に光を当てて、スナップ写真を撮り、それをもとに是非絵に仕上げてみたいと思っている。
今後、考えていきたい事案である。    (了)