平々凡々

人生、平々凡々でよい。別にこれを推奨するものではないが、日々が平々凡々であっても何の不足もない。日々の生活において特別の事象を待ち望んでいるわけではなく、ごく普通の暮らしが送れることを願っている。しかし毎日をのんべんだらりと過ごしてよいというわけでは決してない。若い人と違って年配者は「トキメキ」が少ないので時間が早く過ぎていく、と言われる。「トキメキ」「感動すること」がどんどん減っていくことは如何ともしがたい。生活も自分の殻に閉じ籠ってしまい、前向き、発展性に乏しくなる。体力、気力の衰えのなせる業か。「老い」と「若さ」の違いを髣髴とさせる。

ではいかにして」「若々しさ」を保つことが出来るか、何事にもあきらめず、あくなき追求、向上心を持つことである。「発明」は素晴らしい。自分で何かを作りだせ!今までやりかけていた事に光を当て、それを発展させる。じぶんの殻に閉じこもっていてはダメ!自分を奮い立たせて、もっと夢を見よ!

「人生これから」「もう一花咲かせる気持」になれ!

これと平々凡々とどうつながるのか。決して高望みをするのでなく足を地につけて、毎日コツコツと前進させていくことである。格段の変化はない。そのコツコツと(いうなれば平々凡々と)毎日を懸命に積み重ねていくことによって先が開けるのである。

今からでも遅くはない。毎日をコツコツと力いっぱい生きていこうと思う。

                          (了)