2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小人と大人

「小人閑居して不善をなす」の諺がある。人間、誰しも大人たることを願っているだろうが、もって生まれた性質もこれあり、中々そうはいかない。 大人とは物事を大局的に掴み、小さな事にはくよくよせず、これと思ったことをドーンとやってしまう人である。も…

孤独の歌声

私の身の回りに段々と孤独の歌声が響いて来つつある。 この原因の半分近くは自分自身の姿勢にある。今までだって仕事上は単独行動が殆どで、昼食時にだけ4〜5人で連れ立って出掛けていただけである。連中の中に、あれこれと好き嫌いがあり、特に5人も揃う…

ポッカリ穴

何か心にポッカリと穴があいたようだ。娘を嫁に出すということは……。 この世の中には居るが、別の世界に行ってしまい、もうほとんど会える機会がない。淋しい。あれ程、毎日の帰りを気遣い、迎えの車の時間を気にしてビールも飲めないと面倒臭がっていたのに…

ウェディング

やったやった。知り合って丁度、5ヶ月のスピード結婚。 新郎が謝辞で、改めて友人の結婚式時の出会いからゴールインまでの経緯を述べていたが、お互いに半年前は、年内の計画に、結婚の「け」の字もなかった筈である。 二人とも、いい人を探していたことは…

犬を追いかける

昔の日記を紐解いて、娘(M)にまつわるエピソードをひとつ、読み返してみよう。 日付はH3.2.23で「ルンペンと犬」と表題がついている。 「今どき、北柏駅に風体のみすぼらしいオジさんが住み着いている。いわゆるルンペンというやつだ。この寒空に…

張り切っていこう

娘のゴールインを目前に控え、結構張り切った毎日を送っている。 今しか出来ないこと、それはウェディング・レセプション、ウェディング・メニュー等、出席者全員に用意する配布物の準備である。 まあ、二人の幸せを占うように、それぞれ趣向を凝らした例が…

講義録から

東洋ゴム工業(株)の片山松造会長とその他の方々が先般、神戸大学の国際文化学部で講義した内容が、講義録として一冊の本になり、「自動車関連産業からの国際化と異文化交流」との表題がついている。 この中から、若干の記事を拾ってみよう。 「1960年…

読書

連日の暑さに心身共にへこたれ気味、とても骨のある本には手が出ず、気楽に読めそうな「けだるい無性(むせい)」(冨士本由紀著)を借りてきて読んだ。 作者は’94年「包帯をまいたイブ」で小説すばる新人賞を取り、選考委員の阿刀田高氏から文章の巧みさ…

グアテマラの合唱団

先日(8/7の日曜日)、中米の国、グアテマラのビクトリア合唱団の公演を聴く機会を得た。会場は格式のある上野の旧東京音楽学校奏楽堂であった。 これまであまり縁のなかったグアテマラとはどんな国か。 北アメリカと南アメリカを陸続きに繋ぐパナマ運河…

邦楽への新風

邦楽界に身を置く一員として、如何にしたら尺八・琴・三絃を今の世に広めていけるかを真剣に考えてみる。 楽曲のメロディや音色は決して古臭いものではなく、時と場所に見合った選曲をしさえすれば、聴衆の心を惹きつけて感銘を与えられる力は十分にある。 …

盆踊り大会

人っ子一人いない岩根駅構内 ここは宇宙の基地か 空には飛行機が飛んでいる いや、今下り電車のアナウンスがあった 上りももうすぐ来るだろう 今日は久方ぶりの基地訪問 木更津基地盆踊り大会だ 踊ることはしなかったけれど 懐かしい人々と会い、飲み語り合…

ホームページ

刻一刻の時の積み重ねで1時間、1日が経ち、1週間、そして1年が過ぎてゆく。 皆に一様に与えられた“時”の長さを短いと感じることは良いことだ。時間を持て余すことのないように目標に向かって邁進していこうと思う。 さて、昨日、M.Iさん(作曲家)の…

「逝きし世の面影」

以前、櫻井よしこ氏の講演会で、是非読むように紹介された、渡辺京二著「逝きし世の面影」を買って読んだ。たまたま、今朝方テレビで、この本を紹介していたので感想文風の日記をひっくり返し、読み直してみた。 「日本人としてのルーツというか、日本民族の…