ウェディング

やったやった。知り合って丁度、5ヶ月のスピード結婚。
新郎が謝辞で、改めて友人の結婚式時の出会いからゴールインまでの経緯を述べていたが、お互いに半年前は、年内の計画に、結婚の「け」の字もなかった筈である。
二人とも、いい人を探していたことは確かで、ピタリとくる人を見出したということだろう。
5月頃、式場探しに奔走。丁度、娘がブライダルのバイト(聖歌隊)をした事のある浜松町、世界貿易センタービルのスカイホールは8月14日と21日を花火大会用として空けており、娘達が尋ねていった日の2〜3日前に、14日が花火大会の日と決まり、21日が空きになっていた由。
三ヵ月後という近さで、大安吉日の都心の一等地を式場として押さえることが出来て、誠にラッキーでした。
昨日の当日、晴天に恵まれ(真夏なのだから暑いことは仕方なし)、見晴らしの良い39階のスカイホールで、12時からキリスト教式の挙式。ヴァージン・ロードを娘と歩調を合わせるのに気を使いながら歩いた。何しろ、初めてのことなのでかなり緊張したが、胸を張って一歩一歩、噛み締めるような気持ちで歩いた。
13時から披露宴。出席者は115名。
何といっても、新郎は芸大出のバリバリの作曲家で、入場時の曲からアトラクションの合唱曲に、この日のために作曲したピアノ連弾の披露曲と、全部、自らが作曲したものを揃え、圧巻であった。
新婦もピアニストとして負けじとよく頑張っていた。
皆に祝福され、似合いの音楽家カップルの誕生である。
出席者に音楽関係者が多く、出し物も盛り沢山で、16時過ぎまでかかる長丁場となり、素晴らしい結婚式であった。
両親への花束贈呈後の娘の手紙朗読にホロリとさせられもした。
無事に終わって夫婦共々、ホッとしている。もう、これだけ気を使い、手間暇かけたイベントにかかずらうことは、これからの人生でないであろう。肩の荷がスッと下りて、かえって足元がフラフラしそうだ。           (了)