2005-01-01から1年間の記事一覧

職人気質

読売新聞12.26朝刊の“潮流2005”の記事「脅かされた住宅」から。 「住宅」を襲ったのは、補修や設計を業とする、昔風に言えば「職人」だった。なぜ、能力のある「職人」が素人を陥れるような安易な金儲けに走るのか? 多額の負債など様々な体験を経…

花畑

水上勉著の「花畑」を読んだ。 長野県内に別荘を建て、そこでのんびりと余生を送ろうとしている70歳過ぎの先生(本人のことだから、当然小説家と思われるが、文中では何も触れられていない。ただ、回りから「先生」呼ばれている)が、普請にかかわっている…

エイラ・シリーズ

職場の近くに雑司が谷図書館があり、目いっぱい利用している。圧巻はエイラ・シリーズ4部作、各部3冊構成の全12冊を約半年近くをかけて読破したことだ。その前に「トナカイ月」を上、下巻読んで深い感銘を受け、その時に確か、原始時代の書物にエイラと…

仕舞い上手

押入れの中にガラクタが詰め込まれ、埃が溜まっている。納戸もギュウギュウ詰めに物が積み上げられ、何か埃っぽい臭いがする。何とかしなければ… これから「仕舞い上手」になろうと思う。何が何処にあるか掌握出来ていなければ、いざという時に役に立たない…

「トナカイ月」を読んで

表紙がきれいなものでヒョイと手に取り、ナントはなく読み出した本。これが何と今まで知り得なかった原始人の生活ぶりの活写、というかその中に生きてきた一人の女の子ヤーナンが主人公の物語で、周りの動物たちとの葛藤をこれ程身近に、真にケモノたちの臭…

竜宮城

先週の日曜日11/27に、木更津の竜宮城ホテル三日月へ行ってきた。丁度、結婚記念日(39回目)が日曜日なのでどこかへ出かけようということになり、1か月位前にネットで竜宮城を予約した。当日は丁度、私は尺八の講習会と重なっていたが、午後の5時…

四股名

大相撲九州場所も終わった。朝青龍と琴欧州が話題を独占し、国技である相撲に赤信号である。それにしても朝青龍は強くなったものだ。それでも完璧ではなく、今回、琴欧州に苦杯を喫した。143キロ、185cmでまだ25歳、この体重でようやく幕内力士の…

高橋尚子

朝日新聞、22日の「天声人語」をここに引用する。 「24時間はみんなに平等に与えられているもの。どうか、なんでも夢を持って一日一日を大切に過ごして欲しい…」。東京国際女子マラソンで見事に復活優勝した高橋尚子選手の優勝インタビューでの言葉に、…

精神科医

エイリアニスト(精神科医)上、下巻(ケレレブ・カー作)を1ヶ月近くかけて読み終えた。非常に内容が濃く読むのに骨が折れたが、同時に読み応えがあった。 ニューヨークのマンハッタンが舞台での度重なる猟奇事件に世間を震撼とさせるが、ひとくせもふたく…

日本人らしさ

あなたは日本人?を試される時、どんなことが答えられたら日本人で、答えられないのが外国人となるのだろうか。つまり日本人であれば誰でもが知っていて間違いなく答えられ、外国人は、たとえ4〜5年位、日本で暮らしていたとしても答えられない質問につい…

紅葉のメカニズム

春から夏にかけて、樹木の葉は緑色に見えます。これは葉の葉緑体に含まれる「クロロフィル」が、光の三原色である赤、緑、青の中から、赤と青の光のみを吸収します。緑の光は吸収されずに反射されるため、葉は緑色に見えるのです。 葉が黄色くなる現象には、…

落葉サラサラ

何故、木の葉は落ちるのか。落葉樹だから、では理由にならない。落葉樹は4月から10月までの間に盛んに光合成をして成長し、種子をつくるための養分を貯蔵する。しかし、秋になり日差しが減り、気温が下がると、葉の葉緑体での光合成能力が一気に落ち、こ…

計画表

月曜日は職場へ着いても忙しい。これから始まる1週間の計画表を作成するのだ。3か月計画表もある。このやり方は私がこの第2の職場へ来て早や8年と11か月になるが、来てすぐから始め、殆ど同じスタイルで続けている。3か月計画表は最初の時のものから…

「三木武夫」のこと

三木武夫夫人、三木睦子著「心に残る人びと」を読んだ。 三木武夫は1937年、30歳の最年少議員として国会に登場し、戦後も腐臭に満ちた政界の浄化をめざし続けた。「クリーン三木」として知られ、首相も務めた。あの謹厳実直なお顔を思い出しながら、か…

テレビ

一昨日(11/6)、我が家のテレビが壊れた。リビングの1等席にデンと置いてある29インチのテレビだ。丁度日曜日の、その日夕方6時頃、私がゴルフから帰ると、妻が長ソファーに布団を掛けて寝そべっており、「熱があるの」、「テレビが壊れた」と落ち込ん…

日本の心

「21世紀は心の時代」といった言い方が最近あちこちで聞かれる。「マスコミなどでしきりに言われる『心の時代』の『心』とは、『心』一般を指しているようだ。(例の)おじいちゃんのいう『心』はそれとは違う。…それは、日本人としての心、日本の心だ。長…

歴史の学び方

2005-10-04の「日本の常識が非常識」で紹介していた「おじいちゃん 戦争のことを教えて」を今、読んでいる。まだ半分位しか進んでいないが、このおじいちゃんの孫娘に対し、日本人として国際社会の一員で堂々とこれから生きていくための心構え、歴史の真の学…

つもり違い10カ条

以前、伊豆稲取へ旅行した時に、金目鯛のトロで知られた「魚八寿し」で有難い“つもり違い10カ条”の書を頂いてきた。 つもり違い10カ条 1 高いつもりで低いのは教養 2 低いつもりで高いのは気位 3 深いつもりで浅いのは知識 4 浅いつもりで深いのは欲…

るりはこべ

「るりはこべ」(上、下巻)丸山健二著を読んだ。やや大型の日本犬、しかも野良犬が主人公で、人間と変わらない知能を持ち、しかも犬特有の嗅覚と行動力もある。まわりの登場人物は世間から、はみ出したような自由人、変人で、彼らと自由に組んで、野良犬と…

摂氏と華氏

先日、飛行機に乗っていて表示板に外気温がー45°F、−43℃と併記されていた。私は目を疑った。何で数字がこんなに近いんだ? 日常使われている気温では華氏は摂氏の3倍近い値であり、大した意味もない飾りの数字くらいにしか思っていなかった。 そこで遅…

グアム旅行

息子夫婦からグアムの宿泊代をプレゼントされ、10/25〜27と久し振りに妻と海外旅行(グアム)をした。成田からコンチネンタル航空で約4時間(時差1時間)の旅である。行きも帰りも、飛行機が必要器材待ちとかの理由で出発時に2時間近くも遅れ、空…

見納め

昨日、茨城県百里基地で航空観閲式の総合予行を観てきた。久し振りに晴天に恵まれ、大空にお目当てのブルーインパルスが華開いた。 そう言えば、昨年の百里基地航空祭はひどかった。朝7時には石岡駅に着いたのに、基地行きのシャトルバスに乗れるまでに2時…

晩年のモネ

3/24(日)、家族3人で佐倉の川村記念美術館へ「モネ展」を観に行った。これは平成14年の話である。8時出発の予定が9時になり、道路の混雑も予想されたが、さわやかな陽気の中、割りにスムースに目的地に着いた。11時頃だったと思う。美術館は流…

読めない漢字

たまたま「帝国タイムス」(17.10.5版)を読む機会があった。“東京秋の産業特集”版である。一面の下方にある「透視線」欄をまず読んだ。「苔が最近見直されている。…発祥は人間よりもずっと古く、今から四億年前に大地に最初に上陸した生命が苔類であ…

人生の価値

“人生の価値はやる気にある。”この言葉に強い共感を覚える。先日、テレビ「プロジェクトX」で観た蟻田功氏の天然痘撲滅作戦で氏が言っていた言葉である。約25年前、蟻田医師はやりがいを求めて日本を飛び出し、インド、アフリカその他を駆け回り、各国か…

鴨居玲の画業

日曜美術館で鴨居玲を観た。1980年代に57歳で世を去った異才で、人間の醜さ、汚さを真正面から捉え、画面の中から人間の赤裸々な心情がほとばしり出るような印象的な絵だ。絵描きを志してから、まずブラジルへ飛び、南米で7〜8年過ごしてからスペイ…

修理と倹約

世は正に使い捨ての時代、粗大ゴミが山のように捨てられ、正規のゴミ捨て場もアッという間に埋まってしまう。これでは地球もたまらない。そこまで話を大きくしなくても、まだまだ使える物は大事に使って、そのものの価値をとことん生かしてやらなければ勿体…

J1リーグを興した人

プロジェクトX 挑戦者たち 第V期 わが友へ 病床からのキックオフ~Jリーグ誕生 知られざるドラマ~ [DVD]作者: ドキュメンタリー出版社/メーカー: NHKエンタープライズ発売日: 2002/12/18メディア: DVD クリック: 16回この商品を含むブログ (2件) を見るプロジ…

自転車礼讃

昨日、NHKの「ためして合点」で自転車をやっていた。なになに?自転車の効用として「寝たきり防止」に「血行も良くなる」って。「なるほど、合点」といった具合でした。 自転車のペタルを踏むと、大腿筋が鍛えられるのは分かりますが、その他に腸腰筋(ち…

世界のタイヤ企業番付

この時期、米国のゴム産業専門誌ラバー&プラスチィックニュースが恒例の「世界タイヤ企業売上高ランキング2005」をまとめた。ランキングは '04年の売上高をもとに世界の75位までを一覧表にして掲載。ベスト10には日本企業が4社ランクされている…