日本の心

「21世紀は心の時代」といった言い方が最近あちこちで聞かれる。「マスコミなどでしきりに言われる『心の時代』の『心』とは、『心』一般を指しているようだ。(例の)おじいちゃんのいう『心』はそれとは違う。…それは、日本人としての心、日本の心だ。長い歴史の中で積み重ね、伝統と共に培い、文化を育てた日本人ならではの心。21世紀はその心がしっかりと根付いている時代にしなければならない。」 読了後のまとめをしている。
「日本人にとっての神は、感謝の念を抱かせ、謙虚に振る舞わせ、礼儀と和を大切にする行動をとらせる、そういう心にさせるすべてのものだ。身の回りにある自然をはじめとするすべてのものが、日本人にとっては神なのだ。…このような心を根源にして、日本人は規範をつくり、秩序を構築し、道徳を養ってきた。これらをトータルしたものが、日本精神と呼ぶものなのだ。」
「ある人間の拠って立つ国家や民族の精神性を失ったら、その人間は根無し草になり、荒廃していくだけだ。それぞれがそれぞれの基盤である国家や民族の精神性を強く保持することで、人間はお互いの違いを認め合い、協調し合っていけるのだ。」
神道、それは日本人の心だ。自然を敬い、畏れ、あがめる。そこから出てくる感謝の念、敬虔で謙虚な心持ち、和を尊ぶあり方。それが土台になって培われる規範、礼節、道徳。そういうもののトータルとしての日本人の心が、神道といわれるものの内容なのだ。」「国際化とは国民性、民族性の明確化と同義語であることを知るべきである。…急務は一人でも多くが日本人の心を養い、身につけることである。」
尺八の普及に力を入れようと思う。剣道もいいな!(ちょっと短絡的かな?) (了)