仕舞い上手

押入れの中にガラクタが詰め込まれ、埃が溜まっている。納戸もギュウギュウ詰めに物が積み上げられ、何か埃っぽい臭いがする。何とかしなければ…
これから「仕舞い上手」になろうと思う。何が何処にあるか掌握出来ていなければ、いざという時に役に立たない。物入れの隅に押しやられ、埃をかぶっているものは、遅かれ早かれ捨てられる運命にあるものである。ここは早めに隅々まで目を通し、埃を払って、すっきりとした生活にもっていきたい。少なくとも半年に一度は身の回りの総点検をして、不要なものを置かないようにしようと思う。必要なものの活用にも結びつき、一石三鳥くらいの価値がある。「仕舞い上手」は、生き方上手にも繋がるような気がしてならない。今まで相当、損な生き方、過ごし方をしてきたという事か。
ところで話は変わるが、私のライフワークについて、ここに掲げておこうと思う。
    「魅力のライフワーク」
 魅力ある人が、力いっぱい頑張って、魅力的なことを成し遂げ、そして世に問う。
 これぞ我が、ライフワークなり。
 世の中に足りないもの、欠けているものを持ってきて、人々の目の前に展開するのだ。
 時代の流れ、世の中の動きを目ざとく察知し、人々の関心の先を読み取ろう。
 磁石のように引きつけ、そして離さない、そんな芸の道を目指していこう。
 魅力、正に幕末の坂本竜馬だ。『日本を今一度、洗濯致したく申し候』。
                               佐童子 哲    (了)