世界のタイヤ企業番付

sadoji2005-10-05

この時期、米国のゴム産業専門誌ラバー&プラスチィックニュースが恒例の「世界タイヤ企業売上高ランキング2005」をまとめた。ランキングは '04年の売上高をもとに世界の75位までを一覧表にして掲載。ベスト10には日本企業が4社ランクされている。
ミシュラン(仏)17,882.2  ②ブリヂストン(日)16,750.0  ③グッドイヤー(米)15,150.0  ④コンチネンタル(独)6,100.0  ⑤ピレリ(伊)4,043.5  ⑥住友ゴム工業(日)3,150.0  ⑦横浜ゴム(日)2,863.8  ⑧クーパー(米)2,081.6  ⑨ハンコックタイヤ(韓)1902.5  ⑩東洋ゴム工業(日)1,681.1 である。この順番は、ここ4〜5年は変わっていない。(単位:100万ドル)
⑪がクムホタイヤ(韓)で東洋ゴムに肉薄中、以下20位までに中国×3社、インド×3社等とアジア勢が目立つ。
世界のタイヤ業界の中で上位3強のシェアを合算すると、約55%にもなる。また、国別ということで日本の4社を合算すると24,382.0で、全体の約27%となり、トップのミシュラン(仏)の約20%を軽く抜く。この資料は、17.9.19の週刊ゴム報知新聞による。
他の資料から、世界でどれ位の車が走っているかというと、7億5千万台という市場で、アメリカが1位で約30%のシェア、第2位が日本で約10%、3位がドイツで6.3%、以下イタリア4.8%、フランス4.5%、イギリス4.2%と続く。道理でこの狭い日本に車があふれているわけだ。我国では、これから車の台数は減る方向へ進むらしい。
これを世界自動車販売シェアで見ると、2001年のデータであるが、全世界の販売台数が5,751万台で、ゼネラルモータースが20.4%で1位、フォードが12%で2位、トヨタが10.3%で第3位である。これも第7位にホンダ、第9位に日産と入っている。
自動車あってのタイヤですが、それぞれ我国の健闘ぶりに拍手を送りたいですね。でも、これから新興勢力の台頭もあり、うかうかしておれないのも実情でしょう。   (了)