日本シャンソン館

sadoji2005-09-21

この連休中に、新婚の娘夫婦と二家族で故郷群馬へ、墓参りを兼ねて伊香保温泉へ行き、途中、渋川にある日本シャンソン館へ寄った。丁度、30分もののミニ・コンサートが開かれていて、初回は11:00から、2回目にお目当ての芦野宏氏がおいでになるということで、それが13:00から、そして3回目の15:00からと、帰りそびれて3回のステージを全部聴いてしまった。
渋川あたりが丁度、日本列島のおヘソに位置し、日本シャンソン界の草分けの一人、芦野宏氏が奥様の郷里でもあるここに1995年7月に開館された。それから10年が経っている。また、芦野氏は今年、齢80にして新たなアルバム「コートダジュールの風」(キング)を発表される等、意気軒昂に活躍されている。
この日のステージは、小林美恵子、ピアノは大美賀彰代であった。2回目から大御所の芦野氏もステージに上がって歌われた。50〜60人位は入れる客席に多い時で1/3位の入りで、3回ともねばる人が私達を含め、何組かいた。
本場仕込みのシャンソンの歌声が心地良く響き、うっとりとさせられる。私は日頃は演歌や民謡、そしてNHKの“のど自慢”派なのでジャンルの違いに戸惑わされるが“いいものはいい”のであり、音楽に国境はないのである。
妻がCD「コートダジュールの風」を買い込んだようなので、ひとつシャンソンでも歌えたらいいなあ、と淡い願望が湧いてきた。まあ、しばらくは聴くだけで十分である。この際、イタリアのカンツォーネとやらも聴いて、それらのお国振りを聞き分け、楽しみたいと思っている。                             (了)