前向きの生活

人生ややもすると元気がなくなり、何をするのも億劫になる時がある。特に歳を重ねてくると、気がふさぎがちになることが多い。
全くもって気分の問題である。そこで気が付いた。人生、何といっても前向きでなければならない。やらなければならないことは即実行である。クヨクヨしないで、ストレスを体に溜め込まないでやってしまうことだ。決して後々まで延ばさないことだ。
また、おっちょこちょいのそしりを受けないように常に自分の立場を考え、状況判断を惜しまず、ここぞと思うときに「サッ」と行動する。これは事を早まらないこと、やり過ぎないことのコツでもある。まあ不言実行よりも有言実行、独断専行よりも人と仲良く、手を握りながらの行動も必要である。トランプさんの行末が心配だ。大きなことは言わず、これからも明るく楽しく大いに長生きをしよう。       (了)

感動を求めて

感動がないと、人間は老ける、衰えが早まると言われている。
あのアウシュビッツ収容所で獄中の1人が「ああ、夕日が美しいよ。」と感嘆の声を上げた時、「どれどれ」と見に行った人たちはしっかり生き延び、「そんなのどうでもいいよ」と動かなかった人たちが死んでいった、というデータが残っているとか。
最近、私も感動が減ったと感じて久しいが、これではいけないと気が付いた。感動は受け身で得るものではなく、自ら進んで求めていくものである。
ここ数週間で私の得た感動を並べてみる。
1 テレビ「やすらぎの郷」で大御所「有馬稲子」が「八千草薫」演じる亡き友「姫」に捧げて「ゴンドラの唄」を一人で切々と
 しかも堂々と2番まで歌ったこと。人前で披露するほどのいい声というわけでは決してなく、ありのままのお年寄りの声ながら、
 「いのち短し、恋せよ乙女〜」とそこに深い情が籠っていて聴かせてくれた。その時の情景と歌声は今も忘れられない。
2 先日、上野の都美術館で「ボストン美術館展」を観た。目玉はテレビで紹介されていた英一蝶の「涅槃図」であったが、モネの 風景(大海原と遠景の山々)とルノワール静物「陶製ポットに生けられた花」を見つけた。見慣れない題材に惹かれ、とても感 動した。
3 昨日、NHKBSプレミアムの「大岩壁に挑む!登山家夫妻日記」を見た。グリーンランド未踏峰の大岩壁を山野井夫妻が友人と3 人で組んで、綿密な準備の末、約3Wかけて挑んだ登頂記録である。
 ほぼ垂直に近い、高さ千メートルを超える大岩壁をよじ登るのである。とても人間業とは思えない。しかも彼らは過去の体験から 凍傷を負い、手足の指は既に半分くらい欠損していた。これではいくらがんばっても握力は正常の6割くらいしか出ない。
 それでも日夜の鍛錬とあとは気力で頑張った。常に命の危険と隣り合わせ、長時間の緊張が続く。登り始めて16日目に頂上に立つ ことが出来た。人間、こうと決めたら成し遂げられるものだと感動した。
4 尺八仲間の山崎先生から、本人の主催する和楽音の演奏会のDVD2枚を送ってもらっていた。
  昨日、ようやくそのうち1枚を聴けたのだが、10曲も入っている。後半の7、星空への想い 8、陰陽句 9、雪ものがたり
  10、花は咲く に感動した。 これらをもっと頻繁に聴いておきたいし、今後もっといろいろな曲目を聴いて感動を求めてい きたいと思った。
  以上、ここ2Wくらいでこんなに感動を得る機会が増えた。じぶんも少し若返った気がする。     (了)

富士山

sadoji2017-05-21

昨日、スーパーのくじ引きで当たったバスツアー”2017富士芝桜まつり”へ妻と行ってきた。天候がピタリと当たり、4日ぶりの快晴とかで素晴らしい富士の山を堪能してこれた。
”日の本に聳え雄々しき富士の山”
大勢の人々と出会ったが、ほとんどが海外からの旅行者で、日本の富士山の人気ぶりが実感された。
素晴らしい富士山! まだ少々の雪が残っているところが良い。
ここで小話を1つ。
「富士山が小さかったころ……、あれれっ、そう聞こえたのでビックリしてテレビを見ると、何と富士真奈美がゲスト出演していた。」
閑話休題、河口湖の遊覧船にも乗って、泰然と聳え立つ富士山の雄姿にみとれ、満喫した。
久し振りに間近に富士の山を仰ぎ見れて良かった。日本は本当に良いところだ。        (了)

進展

「人生、なるようになる。」いや、「なるように持っていこう。」
4月から心機一転だ。自分の思い通りに事が運んでいなくても、思い直して前向きに考えを進めていこうと思う。
別にくよくよすることはない。やるだけやって、(人事を尽くして)あとは天命を待つ。
「この秋は雨か嵐か知らねども 今日の務めの田草取るなり」(二宮尊徳)の心境である。
兎に角、健康第一である。不摂生を慎み、暴飲暴食を控えること。毎日の風呂前の健康体操はよく効く。これを続けていこう。
そして長生きをしよう。
本日、大相撲の千秋楽で、新横綱稀勢の里が13勝2敗で、奇跡の優勝を勝ち取った。たいへん目出度い。あきらめずに最後まで頑張った大戦果である。応援している方にも同じことが言える。「あきらめるな。最後までとことん粘れ!」これからの人生に生かしていこう。                           (了)

記念旅行

sadoji2016-11-30

妻と二人で良い旅をしてきた。この寒い冬場に北海道へ行った。前々から行きたかったザ・ウィンザーホテル洞爺を目指したのだ。北海道洞爺湖サミット(2008年)の会場となった、あの有名なホテルである。
何せ、連れ添って50年の記念旅行、子供達からお祝いをもらっての大名旅行である。
泊まった部屋は6階の湖側で、大きな窓から洞爺湖と湖の中央に浮かぶ中島等がよく見えた。
夕食時に最初に出た、カボチャのスープのまろやかな舌ざわりと料理のトリに出た北海道産黒毛和牛サーロインのやわらかでおいしかった味は忘れられない。翌朝の和食も非常に凝っていて素晴らしかった。
事前の天気予報は雪のマークがついていたが、実際は日中にお日様を拝めたくらい良かった。途中、小樽で一回だけ、降りしきる雪の中を歩かされた。
お互いに多忙で、また愛犬を置いてきているので、(一泊ならと、娘が面倒を見ている。)今回、一泊旅行と駆け足であったが、これがかえって良かったのかもしれない。これが二泊、三泊となると、途中でけんかが入りかねない。
道中、終始仲良く、50年記念の素晴らしい思い出として残った。これから先も、元気に頑張っていける自信がついた。  (了)

自覚

この歳になったら、決して無理はすまい。マイペース、高望みもしてはいけない。
毎日を健全に、前向きに、タンタンと過ごすことだ。
ささやかな望み、目標を持ち、地道にせっせとこなしていく。先延ばしは良くない。
「この秋は雨か嵐かしらねども、今日の務めの田草取るなり」(二宮尊徳)の心境である。
「一攫千金」を夢見る時代は過ぎ去った。いや正直なところ、そんな機会も持ち合わせなかった。
すでに、太く短くの人生は選択のしようがなく、細く長くでタンタンと生きていくしかない。
その中でささやかな幸せを求め、まわりと仲良くして自分なりに納得のいく一生を全う出来れば良しとしよう。
長生きは宝である。ただし、寝たきりはごめんである。         (了)

矢でも鉄砲でも

前回のブログ記事から5か月が経っているのに驚く。ここ2〜3か月、本当に修羅場をくぐってきた。そして、それを切り抜けた今、すごく自信がついた。「矢でも鉄砲でも・・・」という心境である。
振り返って何が一番大事かというと、誠心誠意、自分が全力投球する事であろう。一生懸命に頑張っていれば、周りがそれを認めてくれて、何かと手伝ってくれる。手伝うまではいかなくても、温かい目で見てくれるし、少々の失敗も見逃してくれ、あれこれと文句も言わなくなる。
具体的には、この4月から町会の役員となった。そして人が皆、避けるらしい「特別部会長」にさせられた。これは「夏まつり」と「新年会」の担当とかであとは何もしなくていい。日頃から何かと忙しいので「まあいいかっ」と思っていたら、この「夏まつり」の担当というのがとんだ曲者で、前年度からの資料というものをどっさりと申し受けたが、あとは自分の肩にどっしりと責任がかかってくる。私は覚悟を決めた。すべて去年のとおりにやることにし、変わったことは一切しない、余分な手間暇はかけたくない、と思った。でも人(役員)は替わっているし、適材適所(?)に仕事分担を割り振るのに苦心した。
やるだけのことをやれば、あとは時が解決、運を天に任せることにして、8月末(27,28日)の「夏まつり」は無事に終わった。折角の機会なので、東京にいる孫たちも呼んで、子供イベントの「お神輿の引き回し」や「スイカ割」に参加してもらった。
人間、本気になってやれば何でも出来ると自信を強くした。「夏まつり」が終わって既に2か月近く経つが、まだその達成感の余韻に浸っている感がある。次は「新年会」である。そろそろそれに向かって準備を始めなければ・・・。
基本的には「健康第一」、日々の生活を大切にして、次の目標に立ち向かっていこう。     (了)