当たり前の毎日

「この秋は雨か嵐か知らねども今日の務めの田草取るなり」日柳燕石(くさなぎえんせき)作(?)のこの短歌のように私も先のことはどうなるかわからなくても日夜やるべきことをやって楽しく過ごしている。
地球全体が病んでいると思えるほど天変地変の多い昨今である。さもありなん、地球温暖化への警鐘に対して対策は一向に進まず車社会にどっぷりと漬かり、排気ガスもまき散らし放題である。北極、南極の氷の厚さもどんどん減っているとか。
この先、何十年、何百年先はいったいどうなるのか、ケセラセラである。いやそんな事を言いたいのではない。先々のことを心配し過ぎて仕事が手につかないのを恐れているのである。やるべきことはきちんとやっていかなければならない。
先日、新聞に大見出しで載った「安保法成立」、これなどは大きな前進であろう。
本日は「敬老の日」。80歳以上が全国で1,000万人を超えたという。長寿国日本、結構なことである。この頭でっかちの国をこれからいかに支えていくか。お年寄りがすこしでも自立して、社会貢献出来るような世の中にしたい。足元を見れば、自分たちが健康を維持し、働けるだけ働くことが肝要である。
私の日課としては、ボケ防止のため毎日、新聞記事の書き写しをしている。天声人語編集手帳でもなく、読売夕刊の「よみうり寸評」の書き写しである。編集手帳書き写しノートを買ってきて、欄が合わないので最初の行を空け、次の行から5行は頭3文字分を空けて辻褄を合わせた書き方にしている。これは24年6月7日から始めて、ノートも既に32冊目になった。日々の生活にリズムが生まれ、字の練習にもなって誠に心地良い。たまに書き忘れて4、5日分をいっぺんに書くこともあるが苦にならない。
それから夜、風呂に入る前の体操、これがまた欠かせない。腰痛にならないための対策である。まず、体重計に乗り、体重と体脂肪をチェックする。1〜2キロの増減はあるが、大きくはほとんど変化ない。
次に「竹踏み」を1000回やる。やりなれてくると5分とかからないでやれる。その後、前に「さつき会」(地元の老人会)で教わった腰痛防止の体操「4種類」をこなしてからスクワットを30回やる。それから2.0KGのダンベル2個を両手に持っての体操を約5分弱。これらをこなすと体がじっとりと汗ばむ。もちろん風呂前だから誰はばかることなく裸である。
そしておもむろに風呂に入るのである。
この効果はしっかり現れている。毎日元気に過ごしているし、この4月からパートの仕事を始めているが、しゃがむ姿勢を続けていても別に腰が痛くならないで済んでいる。
私の健康の秘訣はこの「風呂前の10分間体操」だと思っている。これからもずっと続けていきたい。    (了)