吹く楽しみ

昨日は一日、吹く楽しみを味わった。別にホラを吹いて回るのではなく、尺八の方である。場所は稲毛の高洲コミュニティセンターで浜根先生のかん山会の総勢21名、それにお箏、約20名が集まっての研修会で、朝の9時から夕方の5時近くまでしっかりと吹いた。
曲目は「ままの川」(菊岡検校作曲)と「沖縄民謡名曲集」(渡辺泰子編曲)と割合とっつき易い曲で、先生が初めに、今回の目的は相手「お箏」の音をしっかりと聴いて、それに合わせること、「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」と話されたのが印象的であった。(合奏するのが戦かよ、と皆笑っていたが、そうした緊張感が必要である)
これからの目標として、先生のあと6年後の米寿にまた、記念演奏会を考えておられ、それに向けて今から出し物を練り上げていくとのこと、誠に喜ばしく楽しみである。そういえば、傘寿の会は本当に素晴らしかった。その時のCDもDVDも戴いているので、今でも時折、それを聴いて楽しんでいる。
今朝方、ちょっと変な具合に腰をひねって、ぎっくり腰まがいになってしまったが、これからせいぜい長生きをして、バリバリと尺八を吹き、ますます楽しみを増やしていきたいものだ。            (了)