木枠の解体

さて、この写真の木枠は何でしょう？
これは約10年前、私が苦心して制作したベッドを乗せる台座です。娘（Miyu)の持ち物がどんどん増えて部屋が狭くなり、ベッドを高くして、その下に物を仕舞えるようにとMiyuが発案し、そのたっての要望により、設計図から始めて材木を買い込み、1日がかりで作ったものです。ベッドがグシャッと潰れないよう智恵を絞って試行錯誤の末、やっと出来上がりました。台座の高さは９５cmですがその上にベッドを乗せると分厚いマットレスもあって高さは１３５cmにもなり、脚立を使って上り下りします。使い勝手は上々のようでした。思い通りになったと大変喜ばれました。
ここ４〜５年、物置部屋のようになっていましたが、今回、この部屋を一新してベッドも新しくして一段でいいという妻のご託宣により、泣く泣くこれを取り壊すこととなった次第です。これまであった、ベッド下の荷物も片付けるのに大汗かいています。
先日、たまたま家に来ていたMiyuに、この壊す前の高床式ベッドに久方ぶりに寝ていってもらいました。「形あるものはいずれ壊れる」と思い直し、昨日見事に元の材木の束にしてしまいました。
このノウハウだけはしっかりと胸の内に留めております。　　　　　　　（了）