感動の紅白歌合戦

恒例の紅白歌合戦。大掃除等を何とか早めに済ませ、今回は最初からしっかりと観ることが出来た。トップバッターが「浜崎あゆみ」で、白組も「布施明」と負けてはいない。白組は2番手に早くも「美川憲一」と飛ばす。テレビの前に釘付けである。それぞれが個性豊かに力を出し切り、思い切り良く歌っている。“生きる元気”をしっかりと貰えた。ベテラン、初出場組を合わせて26組づつ歌い、トリは紅組が「和田アキ子」の「夢」でボリュームたっぷりの歌声で盛り上げる。白組の大トリは何と「氷川きよし」で「きよしのズンドコ節」、NHKのど自慢でも年に4〜5回は呼ばれている国民的アイドル歌手である。当人も大トリで歌える感激に目を潤ませていた。気になる審査の結果は白組が圧勝して4連勝である。紅組はどうしても勝てない。白組には「SMAP」がいる。司会の「中居正広」を始め、個性あふれる5人の活躍が引き立っていた。「SMAP」が健在の間は当分「白組」の優位は続きそうである。
リビングの大型テレビで一人悠々と観ていたが、お正月の準備をようやく済ませた妻の紘子が、これまでじっと我慢していたらしく、丁度豪華絢爛たる「小林幸子」の出番が終った直後、「私はBSが観たいのよ!」と言いながらガチャッとチャンネルを変えてしまった。一応文句は言ってみたが、タイミングの良さに納得、あたふたと座敷の方へ移動、小テレビで続きを観た。「紅白」に対抗して裏番組がいろいろと頑張っているが、「紅白派」の私としては今回の「紅白歌合戦」に◎を差し上げたい。この暗い話題の多い世の中に何よりも“生きる力”“感動”を与えてくれた。“来年もしっかり頑張るぞ!”と心に誓いながら、「ゴ〜ン」と除夜の鐘を聴いた。
明けてから珍しく近くの神社へ初詣に行こうということになった。寒空の中、40分くらい震えながら並んでやっと参拝、甘酒を振舞われ、冷え切って帰ってきた。もちろん、アビーも一緒である。初詣に以外と大勢の若者達が来ていた。不況の最中、しっかりと祈っていた。床に就いたのが3時近くになってしまい、初日の出を拝む方はパスすることにした。 (了)