邦楽への誘い

この5月17日(土)に千葉市文化センターアートホールで都山流尺八演奏会が開催される。午前10時開場、10時30分開演で、終演は午後の4時近くになる。入場無料で開演中の出入り自由、2年に1度の催しである。
琴、尺八、三絃等の邦楽は日本古来の楽器であり、その音色は郷愁を呼び、引き付けられること請け合いである。最近は、自分で足を運ばないと聴く機会もなくなってしまった。また、こうした邦楽の会に客足が伸びていない。PRも不足ならば、入場料が0円なのもかえって来にくくしている面もある。主催者側としては、折角の発表会なのだから大勢の方々に鑑賞してもらいたいのにいつも観客が少なく、自分達の内輪の会みたいになってしまっている。
このブログもPRの一助として活用させてもらうこととしたい。ひとつ、気楽に聴きに来て欲しいと思っている。
最近、小、中学生にも邦楽を学んでもらう時間が持たれているそうで、全国的に私達の尺八仲間も学校訪問をして、尺八や琴をじかに耳にし、手に触れさせる体験学習に寄与している。
私にとって尺八は、音楽の基本と位置付けられ、これさえあれば退屈しない“優れもの”である。手にとってすぐに鳴らすのに難しく、楽器としてマイナーで、これをどうやって広めていこうかと思案中であるが、まずは聴いてもらって、見てもらって「自分もやってみたい」と思ってもらうことが一番、と考えている。   (了)