命の水

本当は“水は命”とすべきだが、今読んでいる「病気にならない生き方」(新谷弘実著)に啓蒙されることしきりである。“胃相、腸相”とか“ミラクル・エンザイム”とか聞きなれない言葉が良く出てくるが、この本を読み進めていく内に、これ等が親しみを帯びてくるからおもしろい。要は“あなたが何を食べているかによってあなたがきまる。”というように日頃の食生活がそのまま胃相、腸相に現れ、その相が悪いとポリープやガンが発生し易い、となる。胃相、腸相をきれいにするために、まず朝起きてすぐにコップ一杯の水を飲むこと。水は一日に出来れば2L位飲んで、体内の消化器官をきれいに洗い流すのが良いとされる。こうして見るとコーヒーや酒、ビール、濃いお茶等を水がわりにガブガブ飲むことは体のために良くないことがわかる。激しいスポーツ後にのどが渇いたからといって、冷たいビールをジョッキでググーと一気にあおるのは良くない。ビールは水のかわりにはならない。かえって体内の水分を取られてしまう。
“ミラクル・エンザイム”とは一言でいうと、体内の生命をつかさどる活力源のようなもので、体内にこれを増やすための食べ物としては、新鮮なもの、無農薬で無添加のものを出来るかぎり熱を加えないで取り込めるものが良いとされる。油は身体のために良いことが少なく、また酸化物が良くない。特にマーガリンは百害あって一利なしの食品で(ちょっと言い過ぎかな?このままの言い方はしていない)、牛乳も本来は子牛の飲み物であり、毎日これを飲みすぎると、特に日本人は胃腸を悪くし、かえって骨粗しょう症になる……等々、これまでの常識を破るようなことが次々と出てくる。
私もやはり元気に長生きしたいから、この本に学んで、今日から朝、起きしなにコップ1杯の良質の水をゴクゴクと飲むことにした。早速、今朝は2杯も飲んだ。
まあ、いっぺんにガラリと食生活を変えてしまう気はしないが、これからはコーヒーも1日2杯くらいまでに減らす等、健康維持に(病気にならないように)気をつけ始めている。
水の豊富な我が国はありがたい。これが長寿国日本を、縁の下の力持ちとして支えているような気がする。 (了)