続ー至福の時

丁度、二年程前の日記(16.2.16)に「至福の時」という表題のものを見つけたので、ここに再録してみようと思う。
「昨日、尺八の講習会が千葉市の文化センターであった。いつもの講習会と違い、私は島崎先生と当日の講師を仰せつかっていたので、講習会費の3,000円は免除され、また、昼の弁当まで頂いた。講師兼世話役で、近くのコンビニへ弁当買いを手伝わされたりしたが、肝心の模範演奏も連日の練習の甲斐あって何とか格好がつきホッとした。お役目も済み、一般席へ戻ってからの合奏の楽しいことといったらない。久し振りに音は良く鳴るし、琴の音を楽しみながら存分に吹いた。これぞ正に至福の時である。人から見れば大したことはない時を至福と思える事こそ幸せである。
尺八をやっていて良かったとつくづく思った。これが生きた趣味というものであろうか。別に金もかからずに、楽しいひと時を過ごす。当然、身体の中にストレス等溜まってはいない。
1月の末に新検見川へ下合せに行った時の交通費まで面倒を見てもらった。“芸は身を助く”というか有難いことである。吹いている内にカロの吹き方をも思い出し、人の吹き様を見て、「やっぱり」と納得、それから後は前にも増してプ〜プ〜吹きまくった。
この尺八さえあれば、老後も退屈することはない。ということで今後、如何にこれを皆に普及していくかについてを真剣に考えている。まずは自らが老後の過ごし方のお手本になることとしよう。」                              (了)