至福の時

“至福の時”などという言葉は、そう簡単に使われないとは思うが、フィットネス・クラブからの帰り途に、いつも私はこの“至福の時”を感じている。
一週間のうち、木曜日はフィットネス・クラブが休みなので、それ以外のほぼ毎日、平日は勤めから帰って夕食後の30分位経った20:00〜21:40、土、日は日中の約2時間、このフィットネス・クラブに通っている。運動不足がこれでスッキリと解消、ストレスもなくなり、至極快調である。もちろん、そのために捨て去らなければならないものもある。平日のゴールデン・アワーのテレビ番組が殆どパーとなる。ビデオに撮っておいて後で観ればいいのだが、その手法は今のところ、妻に独占されていると言っていい。
私の場合、平日はもっぱらプール利用で、25メートルプールを前歩き4往復、後ろ歩き4往復、そして平泳ぎで3往復、その後ウエットサウナ5分、それからジャグジーで5分の計約50分の課目をこなし、上がりがけに風呂場でサウナの5分を含めて約20分の合計約1時間10分を日課としている。
妻の方はもっぱら、エアロビクスとかヨガ等のトレーナーのつく選択コースをこなして頑張っている。
こうしたフィットネス・クラブは今、大はやりでどこも繁盛しているようだ。わが国の平均寿命も益々延びていくことだろうと思う。
この“至福の時”を身近に味わえる生活を、このままずっと維持して行きたいと思っている。
                                      (了)