年末年始

この年末年始は、遠出はしなくて標準的な、割りに理想的な過ごし方をした。29日まで仕事があり、30日から年明けの4日までを振り返ってみよう。
29日は仕事の締めであると同時に9年近く務めた私の第2の職場の最終日でもあり、花束をもらった。打ち上げの一杯機嫌で一年ぶりのマージャンに誘われ、職場での仲間の人達と和気藹々に最後の卓を囲み、しかも私は5人打ちで勝者2人の内の2人目に入ることが出来た。花束と共に家に帰り着いた時は午前様になっていた。
そして30日、31日で、障子張りにガラス磨き、風呂掃除、大掃除をして買い物にも付き合って、何とか新年を迎えることが出来た。年越しそばを忙しく食べ、紅白歌合戦も大体は観ることができた。年賀状は28日までに作り上げてポストに投函したが、どうも3日あたりに配達されたようで、元日に間に合わせるためには、やはり25日頃までに済ませておくことと反省。今回、仕事の申し送り等で特に忙しかった次第である。
そして元旦。初日の出は拝めない曇り空との予報なので早起きはやめ、妻と二人で恒例の我が家の神棚に礼拝をして、お雑煮を食べ、9時頃から息子夫婦と4人で佐野の厄除け大師へ。佐野のアウトレットにも寄った。アビー(犬)も一緒に連れて行った。今年は戌年の所為か、やたらと犬を伴った家族連れが目立つ。テレビも犬の話題が多かった。猫には申し訳ないみたいだ。
そして2日は、野田の実家に妻の兄弟達と集まって、豊四季霊園への墓参りと新年会をやり、自宅に戻ってから、今度は来訪した新婚の娘夫婦に、息子夫婦、それに妻の弟御も入って総勢7人で賑やかに新年夕食会をした。娘夫婦には泊ってもらい、4人で近くの「極楽湯」へ行った。
3日、妻が本当に久し振りに琴を引っ張り出して、音楽のプロで邦楽にも薀蓄のある娘婿に調弦をしてもらい、私の尺八と『六段』の合奏をした。20数年ぶりのこととなるが、そこは、むかし取った杵柄とやらで段々と様になってきた。今後、こうした機会を増やしていきたいものだ。
4日は、この休み中に観ようと“ツタヤ”から借りてきていた『冷静と情熱のあいだ』を午前中に観て、午後は、ようやく始まったフィットネス・クラブへ二人で出かけた。こうして年末年始の6日間は、またたく間に終わったが、良い正月であった。今年一年、張り切って頑張れそうである。なお、私は運良く、第3の職場(タイユウ・サービス)へ入社が適い、この5日から市ケ谷へ通勤し始めました。社長曰く「健康第一なり」。お蔭様でまだまだ心身共に元気であります。本年もどうぞよろしく。                        (了)