アナと雪の女王

評判の良さにつられ、又孫達がこの映画を観たというので話を合わせようと、ディズニーの「アナと雪の女王」をららぽーと柏の葉MOVIXへ観に行った。平日でもあり、映画館は私達を入れて5〜6名しか入っていない。
そういえば、私が映画館で映画を最初に観たのは小学3年生頃で、ディズニーの「バンビ」だった。総天然色のすばらしい画面と子鹿バンビのかわいらしい仕草がとても印象的だった。
現代のディズニーもその延長線上にあり、画面はきれいでスピード感があり、スリルも満点でストーリーも良くすばらしい。
言っていることは「真実の愛とは何か」、「心を閉ざしていては相手に何も理解されない」といったところか。
ラスト近くに、ようやく会えた「氷運搬人」の彼と熱烈なキスをして、同時に世の中がパッと春らしく暖かくなり、氷が溶け出すのかと思ったらそうではなかった。実際のシーンは「身を投げ出しても人のために尽くす」ことが「真実の愛」であるということをしっかりと伝えていた。
子供向けの「かわいらしさ」よりももっと大人びた「真実の愛」を訴えていくあたり、やはり現代風なのであろう。
朝ドラの「花子とアン」でも単に子供向けというよりも子供も大人も楽しめる本を目指していた。大人が幼稚になったとは思いたくない。子ども達からしても「早く大人になりたい」という願望が常に心の中にあり、人気の元はこうした幅広い人達向けであるということなのだろう。最近、子供向けの「童謡」があまりはやらない。   (了)