完璧から最低へ

今日は大チョンボをやってしまった。「しまった」と気がついてから気力喪失、何もやる気がしなくなった。立ち直るのにどうすればよいか迷っている。
今日は妻のコーラスの発表会の日で、私が大事なビデオ撮りを頼まれていた。今までのビデオカメラがうまく機能しないということで妻はヤマダ電機で早々とスパッと新しいビデオカメラを買い込んだ。私は昨日、仕事帰りにビッグカメラへ寄ってメモリーカードを買い、家に帰ってからビデオ撮りのリハーサルもして万全を期していた。
そして本日、妻はそそくさと出かけていった。「出演は何時?」と聞くと「○○時50分」と一言、そしてあまり早く来てうろちょろしないで、とも付け加えた。
私は余裕を持って出ようと、それまでに犬の散歩をし、部屋の掃除をして1時間以上前に家を出た。そして会場に着くと何かおかしい。ザワザワと会場から出てくる人の波、「何で?」と会場入り口のプログラム案内を見て驚いた。1時間間違えていたのだ!
妻が近寄ってきて「お父さん、どうしたのよ」と厳しい口調。「えっ、時間間違えたの?」「うん」「絶句・・・」そばに居た同僚に「今回、ビデオ撮りはなしです」とつぶやいていた。
私はその場に居たたまれず、「じゃあ、帰るよ」とビデオカメラ入りの袋をそのまま手に持って逃げるように帰ってきてしまった。
完璧を狙うな、というが肝心の時間をはっきり認識しなかったばかりに最低の結果となってしまった。時間を紙に書いてあるものが見たかった。全くもって残念であった。
これから先も同じ失敗を繰り返さないよう、こんなことが二度とないようにしていこう。今後への良い教訓である。      (了)