批判

今日は、八方塞りとなって悩んでいるらしい鳩山総理の立場に立って、その原因を究明し、解決策などを模索してみよう。これまで人当たりの良さと毛並みの良さ、バラマキ金の効果で総理まで上りつめた人である。とことんの苦労は味わっていないと見る。
3党連立を組んでもいいが、足場をしっかり固めておいて欲しかった。自分がこうと思っていることは連立と雖も聞いてもらう、自分の顔を潰すようなことはしないでもらう等、連立を組む当初に釘をさしておくべきであった。
所詮、民主主義とは数の力ではないか。理論的に308対7や308対3で物事は進めていいのである。小党にとやかく言わせないでもらいたい。折角、連立を組んだのであるから、その党の立場、意見は聞いてもいいが、多数党がメチャメチャに振り回されてはならない。今のままでは数の論理も何もあったものではない。出始めから少数党にこの辺のところをしっかりと言い含めておきたかった。
今の様は何だ! 少数党にのさばられて、与党第1党は見る影もない。国内だけのガタガタで済めばまだいいが、ことは対外的、国際的に影響し、「日本はどうなっているんだ」と国際社会から孤立してしまう恐れも出てきた。
とかく、寄り合い所帯の話し合い解決とは難しいものではある。声高で目立つ者の方に意見が傾きかねない。この3党連立もいつまで続くか疑問である。
政党がどうであれ、国民の望む常識的な政治、国際的に信頼される政治こそが必要とされているのである。今の政権は、国民をもあらぬ紛糾に巻き込んで苦労を強いているだけではないのか、という厳しい目を向けている昨今である。          (了)