それでも地球は回る

世の中、思い通りに進まないものだ。私の身の回りにも気になる事が溜まってきた。まずは自宅のパソコンが不調でメールの送信がここ1ヶ月ほど出来ないままである。原因はどうもソフトに問題があるようで、立ち上げからやり直しを要するかも知れないと言われ、根が深そうだ。先だって職場の方のパソコンも不調でダブルパンチを喰らっていたが、そちらの方は何とか持ち直し、ホッと一息ついている。自宅の方も、何とか受信メールを事前にチェック出来るので、あまり深刻に思い悩んではいない。また、自宅の冷蔵庫が、ここ10日間程、氷を全く造らない。スト中なのである。先日、給水フィルターを買ってきて交換してみたが、効果なし。マニュアルを読み、製氷周りを綺麗に洗ってみたがダメ。今朝方、「冷蔵庫の中に物を入れ過ぎてはいないか」と妻に投げかけてみたら、「この位、入っているのは当たり前っ!何も多すぎるなんてことはないよっ」と取りつく島もない。解決策は見つからず、電気屋さんに聞いてみるしかなさそうだ。
現在、我が団地の建物は5年に1度の大規模補修ということで、半月位前から建物全体をすっぽりと網掛けされ、ベランダのガラクタも室内に取り込まされ、座敷がそれらに占拠されて、かなりの抑うつ感がある。一昨日もリビングのテレビは妻に渡し、私はこのちょっと臭い感じの部屋で大河ドラマ等のテレビ観賞をしていた。元からここが私の場所なのだから、仕方ないのだが…。
朝、起きしなに窓を開け、「今日は朝から霧がかかっているぞ。」と言って妻に笑われた。網の存在を忘れていたのである。大歌手のMさんが、“早稲田キャンパス大揺れ”という新聞の見出しを見て「早稲田が地震で揺れたのか。」と言ったのと似ている。洗濯物も外に干せる日は限られている。外は秋晴れの良い天気が続くというのに、どうも気分が晴れない。
こうして書き連ねてくると、最近のパッとしない原因は別に大したことではないことが分かる。つまらないことにクヨクヨしないで、元気に前向きに過ごそうと思う。もちろん、あせることはないが少しづつでも改善を図っていく。一昨日は又、少ないフリー時間を有効に使って、夏冬の衣装の入れ替えをやった。早め早めの対処が肝要とやったはいいが、昨日はまた、昼間25℃の真夏日に逆戻りとのことで、夏の背広をまた引っ張り出して着た。中々、思い通りにはいかないものである。
ここでやけを起こして自らを堕落させることは厳に慎まなければならない。“待てば海路の日和あり”ということか。(了)