ドングリ

sadoji2013-10-16

今の時期、道端にボロボロと大量に落ちているドングリ。「ドングリの背競べ」とは、どれもこれも似たようなもので大きな違いはなく、比較する意味がない、の譬(たとえ)として使われている。
犬の散歩がてら、見かけ形のいいドングリを何個か拾ってみた。毎日、手のひらで包んでゴリゴリと揉み、表面を磨いてツルツル、ピカピカにしてやろうと試みている。
手の中のドングリをしげしげと見ながら思った。果たしてドングリって皆、同じなのだろうか。背の高さだってマチマチではないか。これらを一列に並べてパチリッと写真を撮った。
どうしてどうして、それぞれに個性があり不揃い、中にトトロを小さくしたようなものもある。
「ドングリの背競べ」とはいったい何をいっているのだろうか。早合点は禁物と指摘したい。
身近なものに目を向けて、いろいろ確かめてみるのは楽しいものだ。
ちなみに「ドングリ」とは、辞典を引くと「カシやクヌギ、ナラなどの果実の俗称」とある。団栗と書く。
                                       (了)