私の創作作品

今まで営々と培ってきた私の創作活動の中で生れてきた作品について、ここにまとめてみたい。
まずは「防大讃歌」と「おふくろの味・母の味」それに「佐童子哲のつれづれ日記」の3作品がある。それから「折り紙立体額」に「絵画群」と続く。
防大讃歌」はテープまたはCDで今も時々聴いているが、馬齢を重ねるにつれ、益々懐かしさが募る。「おふくろの味・母の味」も久し振りに引っ張り出し、読み直してみたが、恥ずかしながら涙目になってしまった。
「つれづれ日記」のほうは、今も続けて書いているが、「おふくろの味・母の味」も含めて「咀嚼シリーズ」としている。その第1巻は「講演会記録集」、第2巻は「投稿文集」、第3巻が「創作文集」で、その中に「おふくろの味・母の味」や「あの頃はどうだったか(5分間スピーチ特集、1988年)」が入っている。第4巻は「つれづれ日記より」で、これまでに書いてきた日記から中味の濃そうなものを選んで10話くらいづつまとめ、4−1、4ー2、4−3と作っている。そして第5巻が「悠久なる大地に棲むヒト」で、本川達雄著「ゾウの時間 ネズミの時間」から10話を抜粋し、紹介している。この「咀嚼シリーズ」は結構ボリュームがある。わたしも改めてじっくりと読み直そうと思っている。
「絵画群」の中で家にあるものの内、めぼしいものはというと、玄関に永らく飾っている30号の「静物」、リビングに飾っている「マルガリータ・テレーサ」、それに「伎芸天」、「横たわる裸婦(F4)」、「牛骨」に「ヴァイオリンの少女」等が思い浮かぶ。他に「16代画展」で出品した「バラ」「ヴェニス」、そしてロシア・イメージの「クリミアの眺め」「ハコヤナギの若木」「窓辺の女」がある。女性の顔シリーズで「少女」「ルグラン嬢」「巷のヴィーナス」に「チェチェンの朝」もいい。その他「アビー」「栗田美術館前で」「乃木邸と満開桜」「ポニョとガレ」等あるが、それぞれに今後、行き場所を見つけ、飾ってもらえたら嬉しい限りである。
借りている倉庫を引き払うのに、これら絵画作品の置き場所に苦労している昨今、早めにその行き先を考えてやる必要がある。これから先は、もう作品を作り出すことは少なくなると思う。ぼちぼち「防大讃歌」の整備、「おふくろの味・母の味」、「つれづれ日記」等のまとめ方を考えてみたいと思っている。     (了)